F1第9戦ドイツGP。
初のポーツポジションを獲得したM.ウェーバーが初優勝。
レッドブル勢が1−2フィニッシュでブラウン勢を猛追です。
決勝結果(8位まで)
1位 M.ウェーバー(レッドブル・ルノー)
2位 S.ベッテル(レッドブル・ルノー)
3位 F.マッサ(フェラーリ)
4位 N.ロズベルグ(ウィリアムズ・トヨタ)
5位 J.バトン(ブラウン・メルセデス)
6位 R.バリチェロ(ブラウン・メルセデス)
7位 F.アロンソ(ルノー)
8位 H.コバライネン(マクラーレン・メルセデス)
2番グリッドのR.バリチェロと5番グリッドのL.ハミルトンが
好スタートを切ったが、ハミルトンはオーバーランしてしまい、
しかもコースに戻ったところで右リアタイヤがパンクし大きく出遅れ。
ポールポジションのウェーバーは2番手で走行していたが、スタート時の
バリチェロへの幅寄せ行為のため、ドライブスルーペナルティで一時後退。
ところが、バリチェロが1回目のピットストップ後に戻った位置が悪く、
また、2回目の給油時にリグのトラブルでタイムロス。
初優勝の望みが一時は消えかけたウェーバーは、その後も快調な走りで
2回目のピットイン後はトップを独走し、そのままチェッカー。
ウェーバーのウィニングラン時の無線から聞こえる絶叫が喜びの大きさを
物語っていました。
チームメイトのS.ベッテルは序盤に前の車を抜くことができなかったのが
最後まで響いたが、それでもさすがの走りで2位でチェッカー。
これで前回のイギリスGPから、レッドブル勢とブラウン勢の形勢は完全に
逆転し、後半の選手権は2強対決という感じがしてきました。
レッドブルは高速サーキットでも今回の中低速サーキットも速いので、
ブラウン勢よりも有利に進めていけそうな気配がします。
一方、ブラウン勢はバトンが5位、バリチェロが6位とポイントは
獲得しましたが、このままの状態で行くとレッドブルに並ばれるのは
時間の問題かも。
それと中嶋一貴、12位でフィニッシュしましたが、8位とは差がないポジション。
それだけに、スタート時の混乱に巻き込まれたのが残念。
それにしても、開幕からずーっと上手くいきませんねぇ。
今回もロズベルグが4位に入っているだけに、車の戦闘能力はそこそこ
高いんやけどなあ・・・。
そろそろ、なんとかしてもらいたいところです。
次戦は、ハンガリーGP。
ハンガロリンクは、モナコに次ぐ低速サーキットで抜きどころもほとんど無し。
予選の順位と、決勝のピットイン戦略が非常に重要になってきます。
レッドブルがこのまま行くか、ブラウン勢の巻き返しがあるか期待です。