F1第11戦ヨーロッパGP。
ここ数戦、レッドブル勢の猛追を受け、防戦一方のブラウン勢でしたが、
バリチェロが2004年中国GP以来、なんと5年ぶりの勝利!
これでドライバーズランキングも2位に浮上です。
決勝結果(8位まで)
1位 R.バリチェロ(ブラウン・メルセデス)
2位 L.ハミルトン(マクラーレン・メルセデス)
3位 K.ライコネン(フェラーリ)
4位 H.コバライネン(マクラーレン・メルセデス)
5位 N.ロズベルグ(ウィリアムズ・トヨタ)
6位 F.アロンソ(ルノー)
7位 J.バトン(ブラウン・メルセデス)
8位 R.クビサ(BMWザウバー)
前戦のハンガリーGPで今季初勝利を飾ったハミルトンが、1ヶ月ぶりの
グランプリとなるバレンシアの地でも、予選で速さを見せてポールを獲得。
決勝のスタートも決まり、1回目のピットストップ終了時までは、トップを快走。
ところが、2回目のピットインの予定が早かったためか、タイヤが
準備されておらず、10秒以上のタイムロス。
ここで、3番グリッドからスタートして粘り強く走行し、1回目のピットストップで
2番手に上がっていたバリチェロがタイムを縮め、2回目のピットストップを
順調に終えてコースに戻ると、トップに浮上。
終盤、ハミルトンの猛追を受けるも、そのまま逃げ切ってチェッカー。
5年前、フェラーリで中国GPを勝って以来の勝利。
最多出走記録を更新し続ける37歳の男が、久々に表彰台の中央に上がりました。
一方、ポイントランキングトップのバトンは、スタートで順位を落とし、
最終的には7位でチェッカーを受け2ポイントだけ獲得。
しかしライバルのベッテルがリタイア、ウェーバーが9位でノーポイントと、
相手に助けられた感じでした。
来週のベルギーGPが開催されるスパ−フランコルシャンは、
高速サーキットだけに、再びレッドブル勢の巻き返しがありそうやけど、
チャンピオンの目も出てきたバリチェロの走りにも注目です!
それから、何故かここまでノーポイントの中嶋一貴。
今回も予選のQ1で、まさかのマシントラブルでストップし、17位からのスタート。
1ピットストップ作戦で一時は10位までアップするも、ピットストップ後に
タイヤがバーストし、再度ピットインするという信じられない展開。
ホンマ、何かに呪われてるんとちゃうかと思うぐらいですが、
車は競争力があることをパートナーのロズベルグが証明してくれてるから、
何回も言うてるけど、次こそ期待したい。
最後にフェラーリについて。
今回、マッサ負傷の代役としてバドエルが出走したけど、テレビ中継でも
言われていたように、長いブランクもあるせいか、勝負できる状態では
ないような気が。
マッサの回復具合と、シューマッハの首の状態次第では、一時は幻になった
出走もあるかもしれませんね。
個人的には、ちょっと見てみたいです。