F1第12戦ベルギーGP。
とにかく予選から驚き、大混戦のレースでした。
その中でフェラーリのライコネンが、ようやく今季初勝利を達成です!
決勝結果(8位まで)
1位 K.ライコネン(フェラーリ)
2位 G.フィジケラ(フォースインディア・メルセデス)
3位 S.ベッテル(レッドブル・ルノー)
4位 R.クビサ(BMWザウバー)
5位 N.ハイドフェルド(BMWザウバー)
6位 H.コバライネン(マクラーレン・メルセデス)
7位 R.バリチェロ(ブラウン・メルセデス)
8位 N.ロズベルグ(ウィリアムズ・トヨタ)
混戦の予感は予選からありました。
当初注目されていたのは、高速コースであるこのスパに有利と言われていた
レッドブル勢、ハンガリーGP以降、速さを見せていたマクラーレンのハミルトンで、
ブラウン勢は不利かもしれないということ。
そしてフタを空けて見ると、ハミルトンとバトンがQ2でノックアウト。
ポイントリーダーのバトンは、14番手と非常に厳しい位置からのスタート。
それ以上に目立ったのが、参戦2年目のインドチームのフォースインディア。
優勝経験のあるG.フィジケラを擁していたものの、過去ポイントさえ獲得
できていないチームが何とポールポジションを獲得。
そして、トヨタのトゥルーリが2番グリッド。
予選後に発表の燃料搭載量を見ても、優勝を狙えるチャンス。
それからザウバー勢のハイドフェルドが3番手、クビサが5番手。
ここ数戦の予選結果とは少し異なった展開に。
で、決勝のスタート。
スタートで4番グリッドのバリチェロが出遅れ、その後もアクシデントが発生し、
バトンとハミルトン、アルグエルスアリ、そしてグロージャンの4台が
クラッシュなどの影響で1周目でリタイア。
そして、チーム初優勝を狙うトヨタのトゥルーリもスタートで遅れ、
接触の影響でピットインして大きなタイムロス。
この中でフィジケラは無難なスタートでトップ、またフェラーリのライコネンが、
KERS効果もあり2番手に。
1回目のピットインで、燃料が他車より少なく、第2スティントでライコネンに
引き離されると思われていたフィジケラは、意外にも速いペースで走行。
1回目のピットストップ終了後、トップがライコネンでフィジケラは離されずに
2番手を追走。
しかし、2回目のピットインでもこの位置関係は変わらず、ライコネンが何とか
トップでチェッカーを受け、今季初優勝を達成!
そしてフィジケラが2位をキープし、チーム初表彰台&初ポイント。
今回の車はレースペースもホンマに速かったです。
3位には、予選8位と出遅れたレッドブルのベッテルが食い込み、ノーポイントに
終わったバトンとの差を縮め、チャンピオン争いは面白くなりました。
また前戦優勝のバリチェロは、残りわずかでエンジンから煙が出たものの、
何とか最後まで車を走らせ、7位でフィニッシュし、2ポイント獲得。
これで、残り5戦で2強のドライバーズポイントは、
J.バトン 72
R.バリチェロ 56
S.ベッテル 53
M.ウェーバー 51.5
数字の上では、まだバトンが有利ですが、5戦連続で表彰台が無し。
完全に勢いが無くなってしまいました。
次戦は、ヨーロッパラウンド最終戦となるイタリアGP。
モンツァも高速サーキット、そしてフェラーリのお膝元。
ブラウン勢が苦戦し、レッドブル勢が有利となるか?
フェラーリのライコネンも、チームのお膝元で連勝への意気込みは相当なはず。
そして今回速かったフォースインディアは、イタリアでも速いのか?
早くも再来週が楽しみです!